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 2019.01.28DDS熊谷社長に突撃インタビュー!(後編)【あぁ〜ナットク!!】

前回に引き続き、デジタルデータソリューション株式会社の熊谷社長にインタビューをしています。面白いお話が盛り沢山ですので、今回も読まなきゃ損ですよ!

■社長から見たデジタル遺品市場

<しらき>
社内の見学ができるって珍しいですよね。

<熊谷社長>
うちの会社はフルオープンなんですよ。お客様が来ても現場案内しますし、人の顔も見せますし。
基本オープンなんですよ。

<しらき>
ラボに行った時に、多くの働いている人達に挨拶されたんでびっくりしました(;゚Д゚)
皆さん、来客に慣れてるというか。たしかにオープンな感じがしましたよ。

<スタッフF>
デジタル遺品関連の問い合わせも徐々に増えてきていると伺ったのですが。

<熊谷社長>
正直デジタル遺品については、市場としては、ちょっとまだ早い
ちょっと商売の話しをしてもいいですか?

<しらき>
是非!経営者としての視点を聞いてみたいです。

<熊谷社長>
マネタイズするのであればもうちょっと後です。お金がまだ動かないです。
デジタル遺品とかデジタル終活っていうのは、今やっと騒がれ始める時期なので、成熟するまであと3年から5年かなと思っています。

<スタッフF>
それは世間への浸透という意味ですか?

<熊谷社長>
浸透も踏まえて、必要性とか。
あくまでも僕の考えなので、色んな考えがあると思います。
現場を見ている限りでは、まだ早いんですよ。

<しらき>
スマホとか持ってる人が、まだ若い人に多いっていうことですよね。

<熊谷社長>
僕らの年代から、ちょっと上くらいがスタートラインですかね。
感覚的には、今の47、8歳くらいの人が歳とってからなので、あと20年後くらいから一気にくるんじゃないかなと思っています。

<スタッフF>
現場の感覚ですね。すごく貴重な意見だと思います。

<しらき>
ものすごく説得力がありますね。

■デジタル遺品と現場への想い

<熊谷社長>
僕、本当に現場に出たいんですよ。現場を知っておきたいっていうのがあって。
例えば、30代の男性が海底から死体で上がりました。その中にスマホが入ってました。
警察は事故として処理したが、親御さんは納得しない。
色んなケースが想定できますが、そういった現場を見てデータを取って、一緒にやりたいんですよ。その親御さんと。
プロファイリングじゃないですが、警察に持って行って、もう一回捜査し直して欲しい等、本当やりたいんですよ。

<スタッフF>
現場の血ですね。

<熊谷社長>
法人であれば過労死もあります。
これはうちの案件ではなく、聞いた話だということを断っておきます。
例えば、20代後半の人間が家で倒れて死んでいたとします。
会社の人が家に来て、亡くなった現場に一緒に立ち会った際、
まずスマホ回収をするようです。

<しらき>
スマホですか?

<熊谷社長>
遺族がその後にスマホを出して欲しいと言っても、「これは会社の所有物だから出しません」と言われるそうです。そういう現場で、弊社のサービスを活用したいんです。
なぜかと言うとスマホの位置情報基本の行動が分かるので、何月何日、会社で朝の8時から夜中の1時まで、このスマホがそこにあったという証拠が出てしまいます。会社としても回収しないと過労死で認定されてしまうので回収するんです。

<しらき>
そうなんですか!
とんでもないですね!

<熊谷社長>
実は知人の息子さんでも、残念ながら同じようなケースがありました。
お葬式に行き、「携帯回収してよ。うちで、全部やるよ」って言ったら、「どうやっても会社から、取り戻せなかったんだ」って言われまして。

<しらき>
そんな事が、本当にあるんですね。

<スタッフF>
会社の所有物という事で、そういう契約とかあるんでしょうかね。

<熊谷社長>
さすがに会社の所有物を取り返すのは無理じゃないですか。
でも、会社にやましいことが無ければ、携帯を渡してもいいじゃないですか。出さないってことは絶対何かあるんですよ。

<しらき>
ありますよね。会社に回収される前にこっそり隠しておけばね。

<スタッフF>
ご家族も、まさか取られると思わないですもんね。
大変な時に、そんなこと想像できないですよね。

<熊谷社長>
かわいそうだったのは、亡くなった息子さんの勤め先から、知人に電話があったんですよ。
警察から、「実は息子さんが会社に来てなくて、会社から要望があったので人事の方と家の前にいる。玄関を開けたいけど大家から『親がいないと開けられない』と言われて…」と。確認しに行ったら亡くなっていたんですよ。

<スタッフF>
胸が痛いですね…

<熊谷社長>
自分の息子が死んでいる現場から電話がかかってきたので、すぐ弊社の人事を向かわせスマホを回収しに向かいましたが、既に回収されてたそうです。
その出来事がとてもショックで。息子が20いくつですよ?
結婚も決まってたんですよ?婚約者ともお会いしました。

<しらき>
そうなんですか…

<熊谷社長>
ショックなんですが、そのような現場を見て知っていると、話して伝えられるじゃないですか。
そういう会社にしていったらいいと思うんですよ。
現場を知らないとダメなんです。

<しらき>
現場への想いはそこからだったんですね。

■熊谷社長の信念を形作ったもの

<スタッフF>
熊谷社長は、基本的に人に寄り添うような理念や信念があると強く感じたのですけれど、そう思った原点っていうのは何かあるんですか?何かの経験を経てのことなのでしょうか?

<熊谷社長>
うちの会社って3年前に民事再生で、会社倒産しているんです。

<しらき>
そうだったんですか!?

<熊谷社長>
一回倒産しているんですよ。
「倒産」って、法律用語じゃないので、法律用語的には「破産」か「民事再生」か「会社更生」なんですよ。
そこから僕らは「民事再生」っていう道を選んで。

<熊谷社長>
今こういう風にさらっと発言してますが、結構大変でした。

<しらき>
結構どころじゃないと思います…
相当大変だと思います。

<熊谷社長>
人生観変わりますよ。社長として会社を引き継ぎ、資本提携とかもしたりして。
今現在、僕個人は、お金で大変な思いはしていないんですよ。だから「もういいや」っていう感じなんです。
もう職がなくなって、今日から文無し生活になっても、僕と僕の家族たちはもう、一生大丈夫なくらいにはなっているんですよ。
そうすると個人のお金を求めていないんですよ。

<スタッフF>
そこで達観した心境になったんですかね。
仕事への姿勢が変わったといいうか。

<熊谷社長>
やっと借金返済が終わって落ち着いた直後に、
ちょっと省きますが、人生がひっくり返るような大きな事件がありまして。
今度は死ぬ覚悟をするほどの。

<しらき>
えーー、(; ・`д・´)
そこからまた事件があるんですか?

<熊谷社長>
その問題を解決するために、死ぬほど調べるんですよ。人ってすごいと思いました。とにかく藁にもすがる思いで調べまくるんですよ。
要は何が言いたいかと言うと、「この気持ちって、うちに来るお客様と同じ気持ちなんだな」って、その時気づいたんです。
大切なデータを失ってみんな顔真っ青なんですよ。何が何でも復旧したいっていう人しか来ないので。 
「俺って、最高の仕事やってんじゃん」って思い返すと同時に、他の選択肢は全く興味なくなってたんですよ。
そこでもう1回理念を見直して、「俺はもう困ったお客様のために、一生をかけて生きて行こう」と思ったのが、理念系に走ったきっかけでした。
だから、今後も基本的には、困ったお客様の為にしか仕事をするつもりはないです。

<スタッフF>
なるほど。その強烈な体験が、一貫した理念として会社に浸透しているんですね。

<しらき>
「困ったお客様の為に」ですね。

■銀座に本社を構えるメリット

<しらき>
こんな都心にクリーンルームがあるなんて全く思ってませんでした。

<スタッフF>
ここはオフィスだけで、実際のコールセンターや作業場所は、地方の山奥にでもあるんだろうなと勝手に想像していました。
銀座でやるというメリットは何なんでしょうか?

<熊谷社長>
みんなに言われるんですよ。コンサルとかでよく言われます。
要は、いい人材と仕事をしたいんですよ。
築地と銀座って目と鼻の先じゃないですか、歩いてすぐそこの距離です。
築地と銀座の二箇所で人材募集して、応募の中身を比べると、全然クオリティが違います集まる人材の数が違います

<しらき>
えー、銀座の方が良いってコトですか?

<スタッフF>
今の話で「築地の方が多いです」とはならないでしょ(笑)

<熊谷社長>
水産業とかだったら分からないです(笑)

<スタッフF>
マグロじゃないんですから。
新鮮な魚じゃなくて、いい人材ですね。
銀座で構えることに、そんなメリットがあったとは。不思議ですが、興味深い話ですね。

<しらき>
採用する場所って関係あるんですね。
私びっくりしました(;゚Д゚)

<スタッフF>
働いている皆さん、若いのに挨拶とかもしっかりしているし。

<しらき>
みんな、見た目もレベルが高すぎて。
私が男だったらですけど、ここの社員として働いてたら、毎日出勤するのが楽しいだろうなって思っちゃったんですよ。あれ、そんな話ではない?(笑)

<スタッフF>
ちょっとズレてます(笑)
残念ながら、お時間がきてしまいました。
本日は貴重なお話を沢山していただき、ありがとうございました。

<熊谷社長・しらき>
ありがとうございました。

<スタッフF>
面白い話や、壮絶な話など、たっぷりお話していただきましたね。

<しらき>
歴史がありすぎて、面白い話が沢山聞けたわね!

デジタルデータソリューション株式会社のみなさま、ありがとうございました!!

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