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 2019.01.27データ復旧についてDDSの中の人に色々聞いてみた!(後編)【あぁ〜ナットク!!】

前回に引き続き、デジタルデータソリューション株式会社の社員のみなさまにお話を伺っています。データ復旧会社から見たデジタル遺品のお話を聞いていきましょう。

■新しい機種はちょっと大変!?

<スタッフF>
ところで、対応されているスタッフさんですが、
各自得意分野などあるのでしょうか?「俺はアンドロイドが得意だ!」とか…

<日置>
そうですね。やっぱりiPhoneを得意にしている者もいます。
「アンドロイドの中でもこのメーカーが得意です」みたなこともありますね。

<しらき>
なるほど!
じゃあ、その分野で得意な人に回すってことがあったりするんですね。
この案件は『iPhone転がしのケンジ』とか、こっちは『ロック殺しのお銀』に任せろ!みたいな。

<スタッフF>
なんですか、その安っぽい世界観は…

<日置>
そうですね。(笑)
病院みたいな形でやっていて、ある特定の領域、専門、そこのスキルに長けている者が対応するっていう事はありますね。

<しらき>
やっぱり、iPhoneが得意な人は、最新型を持ってたりとかするんですかね。機械が好きとか。

<日置>
そうですね。
結局仕事で使うスキルも日常的に興味関心を持っているものの方が、深掘りしますので、その知識が仕事にも繋がるっていう意味ではありますね。

<スタッフF>
そういえば、iPhoneのパスコード6桁のは難しいと伺いましたが…

<日置>
6桁は難しいですね。4桁はできるものもあるんですけれども。
アンドロイドに比べるとやっぱりそのiPhoneの方が、技術的なハードルは高いので。

<しらき>
そういうの持ち込まれたらどうするんですか?難しいやつ。

<日置>
やっぱりできないものはお断りするんですけれども、ただそれで終わりではなくて、例えば「スマホがダメならパソコンはなかったですか?」などの、代替案をご提案させて頂いてます。

<スタッフF>
その他の可能性を探ると。
iPhoneのパスコードはちゃんと覚えておかないといけないですね。

<日置>
1回解除して、スマホの中に入れてしまえばどうにかなるんですけれども、そもそも入れないと話にならないケースがあるので、そこがすごく課題なんですよね。

<しらき>
今はもう6桁を外すことに集中している感じですか?(笑)

<スタッフF>
なんじゃ、その質問。

<日置>
そうですね。(笑)
世界中でそれで泣いているお客様がいらっしゃいますので。

<スタッフF>
最近は指紋や顔認証でロック解除してる方も多いと思います。
生体認証の場合は、その場に立ち会っている方が、ご遺体でロックの解除をするという事も有効でしょうか?

<日置>
それが可能な環境ならば、ロックの設定を解除しておいた方が、後々のご負担は軽くなるかと思います。
生体認証なので、時間が経過してしまうと反応しなくなるという事も聞いたことがあります。

<森>
なかなか、そこまで気が回らないかもしれないですね。

<スタッフF>
現実は、気が動転してそれどころじゃないでしょうかね。

<森>
携帯の中の情報が必要になってくるのは、亡くなって少し時間が経過してからですよね。

<日置>
だから、今のようなお話を予備情報として持っておくだけで、その場に立ち会った時の行動が変わってくると思います。
知っておく事がとても重要かなと思います。

<しらき>
なるほど!
知っとくことが大切ですよね。何かあったときに「そういえば!」ってなりますもんね。

<日置>
あとはiPhoneであればパスコード入力を10回間違えるともうダメなんですよね。

<しらき>
あれ10回しかできないんですか?

<日置>
10回が限度なのですが、それをやっぱ知らずに色々手当たり次第試してしまうっていう方も本当によくいらっしゃるんです。
10回間違えた後にお問い合わせ頂いても、それこそ本当に何もできなくなるので、初期化せざるを得ない

<しらき>
分からなかったら触らない方がいいですね。

<日置>
取り返しがつかなくなるまえに、専門家に相談していただくのが一番いいと思います。

<スタッフF>
あまりいい話ではないんですけど、「亡くなった後にコレをやりなさい・やってはダメ」みたいな作業がまとめてられる資料ってあったりしますか?
今みたいな、「パスコードは安易に入れない」ですとか。

<森>
ないですね。

<スタッフF>
亡くなったら、指紋取りなさいっていうのは公には言えないですもんね。

<しらき>
気づいた事は、今からまとめた方がいいですね。

<日置>
そうですね。それはすごく大事だと思います。

<しらき>
為になる話でしたね。
さっそく私も行動しますよ!明日から…

<スタッフF>
いきなり後回し!今日からやりましょう。

<しらき>
へ〜〜い。(^_^;)

■デジタル遺品の対応は大変?

<スタッフF>
デジタル遺品に関して、他にはどんなお問い合わせがありますか?

<日置>
他には、例えば過労死であったりとか、自死などのケースで、その直前に何かなかったのか、仕事で何かトラブルを抱えてたんじゃないかとか、それらの原因を知りたいのでスマホを解析して欲しいという依頼も多いですね。

<スタッフF>
そのようなご依頼については、「ここからここまでは調べます」といった範囲を設定するのでしょうか
スマホの中身を全部調べるとなると、なんだかキリがなさそうですけど。

<日置>
そうですね。
探すときの切り口がありまして、メールLINE、あとは発着信履歴ですとか、通話の録音や留守電、要は職場の方とやり取りしていそうな部分に絞って調べるという事が多いですね。

<しらき>
ちなみに、メールを本人が削除してたとして、それも復旧できたりするんですか?

<日置>
はい。

<しらき>
できるんですか?
削除してても(;゚Д゚)

<日置>
消したものも復元できるんですけれども、ただこれも注意点がありまして、消したデータって直後は見えなくなっているだけデータとしては残ってるんですね。
ただ、その後にスマホをずっと使い続けてしまうと、上書きっていうのが発生して復元できなくなってくる。なので、もし該当のデータが消されている可能性がある場合は、電源切って一切触らない
その状態でお預け頂くのがベストですね。

<しらき>
ああ、そうだ。
以前、オフラインにした方が良いって教えてもらいました!

<スタッフF>
これも意外と盲点ですよね。覚えておきましょう。
日置さんは普段どんな作業をされているんですか?

<日置>
私は、基本営業ですね。
お問い合わせいただいたお客様へのご対応ですとか。

<しらき>
基本的に機械の話なので、難しそうなイメージがあります。
大変な事とかありますか?気をつけている事とか。

<日置>
やっぱり遺品関係のお問い合わせになりますと、お客様のお悩みですとか、深い悲しみを抱えてご連絡いただく事が多いですので…

<しらき>
めちゃくちゃ大変じゃないですか、カウンセラーですね。
電話でお話を聞くんですか?

<日置>
対面でもお電話でも話させて頂きますね。

<スタッフF>
言えないと思いますが、重い話もあるんでしょうね。

<しらき>
そういう時って、やっぱり聞き流す時もあるんですか?

<日置>
流せないですね。

<スタッフF>
しらきさん、なんてこと言うんですか!聞き流す訳ないでしょ。

<しらき>
いや、だって受け止められないでしょ。
そんな大変なこと毎回毎回(-_-)

<日置>
でも感情移入してしまうことも多々あるので、そうですね。バランスは大切かもしれません。

<スタッフF>
色んな事情の方がいらっしゃるのでしょうね。

<日置>
それを使命感に変えて、なんとしてでもやらせていただきたいと思います。

<スタッフF>
素晴らしいお考えですね。

<しらき>
もらい泣きしたことあります?

<日置>
ありますね。ぐっとくることとか、ありますよ。

<しらき>
いつも、相談にのってるんですもんね。大変だな(=_=)
モノを売る営業とは、まだ全然違いますもんね。

<日置>
そうですね。
お客様が置かれている状況が、例えばお子様が亡くなった直後だったりすると、我々も営業を全面に出した態度はできませんので、何よりもまずはお客様に寄り添って、お話を聞かせていただくという気持ちでやっています。

<しらき>
お客さんにしたら、そういう方に対応してもらうと嬉しいでしょうね。

<スタッフF>
相手の立場に立つ。
お仕事というか、人として大切な事ですね。

■データ復旧会社からみた「デジタル遺品」

<スタッフF>
デジタル遺品関連のお問い合わせは多いですか?

<日置>
そうですね、ここ1年ぐらいでかなり増えている印象があります。

<しらき>
ここ最近で増えてきたんですね。

<日置>
そうですね、「デジタル遺品」という言葉自体もまだまだ、世の中に浸透してないところはあるんですよね。
弊社でもインターネット広告を出していますけど、「デジタル遺品」というキーワードで検索される回数も徐々に増えてきていますので、ニーズも増していると思います。

<スタッフF>
まだまだ「デジタル遺品」という言葉自体を知らない人も多いと思います。

<日置>
入り口としては、「パスワード解除の方法」とか、あと「データ復元の方法」とか、そういうキーワードが多いですけど。
おそらくその中で「デジタル遺品」というキーワードを知って、弊社にアクセスしていただくっていうことも多いんですよね。

<スタッフF>
想像するに、普通でしたらドコモとか契約しているキャリアのショップの方に、まずは相談に行くのかなと思うんですけど。
ただ「パスワード開けたいんです」という風に。

<日置>
そうですね、そういうアクションをとられる方はやっぱり多いですね。
「最初はキャリアさんとかアップルさんに、問い合わせたんだけどダメでした」っていう経緯の問い合わせもありますね。

<スタッフF>
普通、キャリアの人に「ダメ」って言われたら、「ああダメなんだ」と諦めてしまいますよね。
機械に詳しくない人や、お年寄りの方なんかは、それに疑ってかかるようなエネルギーはないですよね。

<森>
調べるにはエネルギー使いますよね。

<スタッフF>
存在するのかどうかも分からないサービスを調べるっていうエネルギーは、なかなかないですよ。
ところで、詳しくない方からのお問い合わせだと、苦労する事もありそうですね。

<森>
「パソコンが壊れた」という事で、弊社に来るお客様がいらっしゃいます。
でも、パソコン故障とデータ復旧は違いますので、弊社では対応できないんです。

<しらき>
パソコンそのものの故障ですしね。

<森>
その際は営業がパソコンの故障で検索かけたりして、「こういう会社ありますよ」というご案内をするんですよ。
熊谷(DDS社長)は、そういう方にも、ちゃんと寄り添えという考えがあります。

<しらき>
すばらしいですねー(≧◇≦)

<森>
そのようなお問い合わせを切るのではなく、ちゃんと解決の方向へ導いてあげるというのがモットーにありますので。

<しらき>

誠実ですねー(;_:)

<スタッフF>
誠意ある対応に救われた人も沢山居るでしょうね。
いいお話が沢山聞けました。
しらきさん、もう確認したい事は無いですか?

<しらき>
あ!
最後に、聞きたいのは、やっぱり儲かるんですよね。こういうサービスって( *´艸`)

<日置>
相談ご依頼がすごい多いので、儲かるかって言われると、どうなんですかね。

<しらき>
給料が、結構良かったりするんじゃないですか?(/ω\)
ちょっと、誰にも言わないから、私にだけ、ちょっと…

<スタッフF>
(しらきさんを押さえつけて)終わりにしましょう!

<しらき>
ちくしょー!(聞きたかった…)
今日はお忙しいところ、ありがとうございました。

<日置・森・阿曽>
ありがとうございました。

次回はデジタルデータソリューションの熊谷社長にお話を伺います。
お楽しみに!

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