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 2018.09.06デジタル遺品研究会ルクシーの古田さんに突撃インタビュー!(その3)【あぁ〜ナットク!!】

前回に続きデジタル遺品研究会ルクシー理事の古田さんにお話を伺ってます。
仮想通貨の何がそんなにまずいのか?気になる続きをどうぞ!

FXより仮想通貨の方がまずいワケ

<しらき>

<古田>
変動が激しいですし、他のリスクもあるんです。
講演で伊勢田さんが<億り人(おくりびと)>という名称をおっしゃってましたけど、場合によっては1億円くらいの仮想通貨を持ってるよと言う方がいらっしゃったりするんですよ。
じゃあ1億円ビットコイン持っています、そういう人が死んじゃいます、と。まぁ、査定時点では1億円相当の資産があるわけです。
それはいいんですけど…これを遺族が利用できないっていうことが往々にしてあるんですよ。

<しらき>
!?
どういうことですか?

<古田>
この1億円のビットコインはパスワードを入力しないと使えない、とか、そのパスワードを家族に伝えてないとか、どこに保存してるかとかが不明のままだと、ただの絵に描いた餅みたいな状態になるという事なんです。
ですが、国税局はそれを絵に描いた餅とはみなさない訳なんですよ。「1億円あるし。じゃあ相続税払ってよ」という感じで、そのうち数千万円相当が相続税対象になって、相続人の構成によっては一千万円を超える相続税が発生するかもしれないという。

<しらき>
ああ〜恐ろしい話ですね。。

<古田>
もう遺族にとってみれば使いようがない資産なのに、税金はきちんと払ってくださいと。
まだ実際に起きた事例はないようですけども、これから十分有り得るってことなんですね。

<しらき>
わ〜起こりそうですね。。
じゃあFXよりもビットコインとか、そっちの仮想通貨?の方が怖いですねえ。 

<古田>
まだまだ全然制度が整っていないので、何が起きてもおかしくないっていう状況はちょっと怖いですね。

<しらき>
素朴な疑問なんですが、デジタル遺品って国は把握しているんですか?
さっきのビットコインのようなものまで。

<古田>
基本的には日本円のもの、例えばネットの銀行とか証券会社に株など保有している場合は、普通のリアル店舗と同じように扱われるようです。
ですが、大抵の遺品は国というか、「社会」が自動的に気づく仕組みにはなっていないんです。

<しらき>

<古田>
リアル店舗のある銀行のお話します。もし私が死んでしまったとしても、まず銀行は私が死んだって知らない訳ですよ。 別に銀行の預金通帳と自分の鼓動とかが連動しているわけではないんで(笑)
例えば家族が私のキャッシュカードを持っていたら、私になりすまして普通に引き落とせるんですけども、家族が銀行の窓口へ出向いて、「古田が死にました」って伝えると、そこで初めて銀行は知る訳です。「あ、じゃあ凍結します」という流れになるんですよ。自動ではなくて、遺族による手動でスイッチが入るわけです。

<しらき>
なるほど〜。そんなルールなんですね。
私そこらへんの仕組みもよくわかんないですけど、凍結されたら家族でも下ろせないんですか?

<古田>
そうなんですよ。その相続とかの形が完全にカチって変わるまでは、もうノータッチ。

<しらき>
へ〜。家族でも触れない?

<古田>
そうなんです。

<しらき>
ああ、それが遺産相続とか、その辺で関わってくるところなんですかね。
でこっそり、言わずに下ろすとか(笑)

<古田>
まあ、つまりのあの…(言葉を選ぶ)

<しらき>
実際いそうですよね! 凍結されたら!(何故か嬉しそう)

<古田>
だからまぁ、ちょっと早めに下ろしちゃってっていう人は…実際に居るかも…

<しらき>
居ると思います!

<古田・スタッフF>
・・・

<しらき>
あると思います!!

<スタッフF>
それ他の人のやつです!

<古田>
まあ、それはそれとして(汗)
リアルの世界でも、その人の生き死にと資産っていうのは、あまり連動しないものなんですよ。

<しらき>
あ〜そうですね。ナットクしました。

<古田>
ましてやデジタルとなると、リアルと比べて当人の確認って取り辛いじゃないですか。
例えばFacebookで考えますと、「私が死にました」という時であっても、Facebookの運営は死んだとか生きてるとか、そんなコト知りようがないですよね?

<しらき>
うんうん。知ったこっちゃない。

<古田>
なので、そのまま放置されると。
もし私の家族とか知人が気づいたら、「この人死にましたよ」と伝えると、
運営から「証拠を見せてください」というやり取りから証拠を出しますと、追悼アカウント(https://ja-jp.facebook.com/help/150486848354038)という保護措置をFacebookの運営はとってくれるんです。

<しらき>
そんなのあるんですね!

<古田>
FacebookとInstagramはあるんです。

<しらき>
えー。インスタも?

<古田>
同じ会社がやってるんで。

<しらき>
えー。同じ会社なんですか?
それも調べてあるんですね。さすがですね!

<スタッフF>
どこ目線で褒めてるんですか。

<古田>
それもやっぱり人が介入しますよね。
「この人死にましたよ」という情報を教えてくれたからこそ、そいういう措置がとれる
でも基本は教えてくれない状況ばかりなので、「あー死んだのか生きてるのかは分からないけど、最近アクセスないよね」ぐらいでずっと放置されたままっていうのが当たり前なんですよ。

<しらき>
そうですよね。そのままなイメージがありますね。

<古田>
だから、それこそ天涯孤独な人がもし何かしらのデジタル遺品遺して死んでしまっても、誰も…

<しらき>
気づかない。

<古田>
ただ止まっているだけなんですよね。

<しらき>
そうですよね、言われてみれば。
へー。
おもしろいというか、興味深い。
古田さんの話は面白いです!

<古田>
ありがとうございます…(照)

「デジタル遺品」誰が処理する?

<しらき>
クイズの答え解説でしたね。
じゃあ、次の問題「デジタルに詳しい親族に任せておけばOK」
という問題。

<古田>
これが?

<しらき>
たしか、「誤り」

<古田>
そうです。

<しらき>
これが「誤り」?そんな事ないでしょう?
ちょっと古田さん、嘘ついてますよね!?

<スタッフF>
(ついにゲストに対して 嘘つき呼ばわり…)

<しらき>
パソコンの事は詳しい親族に任せるのが一番ですよ!(怒)

<古田>
パソコンのセッティングなら任せてもいいんですが、これはデジタル遺品に関するお話ですので。
死んだ後の事なんですよ。

<しらき>
ああ、そうか。

<古田>
いくらパソコンに詳しいからといって、それを全て任せるのは責任が重い

<しらき>
でも詳しいんだから、詳しくない人がやるよりはマシだと思うんですけどねぇ。

<古田>
例えば、亡くなったおじさんのパソコンのデータの整理を、詳しい甥っ子に任せたとします。

<しらき>
それが一番ですよ。

<古田>
そのパソコンのデータから、<おじさんと知らない女の人のツーショットの写真>が出てきたとします。

<しらき>
あらっ!?(何故か嬉しそう)

<古田>
甥っ子はおばさんに気を使ってデータを消したとします。

<しらき>
ありえますよね。

<古田>
でも実際に確認すると、その女の人は会社の人だったり、親戚だったりするかもしれません。

<しらき>
ああ〜。そういうコトか。クソッ!(何故か悔しそう)

<古田>

※(今回から読み始めた人のための補足)
しらきさんは、ただのワイドショースキャンダルネタ好きのおばさん芸人です。

<古田>
そういう事がありますので、家族に見せたらマズイものだと判断して削除してしまったけど、
実は問題なかった。という可能性もあったりする訳です。

<しらき>
確かにそれは責任が重いですね。

<古田>
遺族など責任をとって判断できる人が立ち会いのもとで、そのデータを削除するか否かの判断ができればいいと思いますけど。
その人ひとりに押し付けてしまうのは…

<しらき>
責任が重い!

<古田>
そういう事ですね。

<しらき>
確かに、これは「誤り」でナットクだわ。(何故か悔しそう)

<スタッフF>
(こんな綺麗に論破されてる人も珍しいな…)

<しらき>
では気を取り直して…

<スタッフF>
なんで!?

<しらき>
ラストの問題!「デジタル遺品は半永久的に残る。」
これは、「正」でしょ!正しい!

<スタッフF>
これは私も「正しい」と思いました
ところが、答えは…

<古田>
はい。実は…

毎度いいところで区切ってすいません!
この答えは次回!みなさんも答えを考えてお待ち下さいね!

古田 雄介さんプロフィール
名古屋工業大学卒業後に上京し、建築系現場監督と葬儀社スタッフを経て、2016年8月に一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー(LxxE)を共同設立。デジタル遺品の適正な取り扱い方についての研究と普及活動に携わる。

▼ルクシーの公式サイト
https://www.lxxe.jp
▼Twitter
https://twitter.com/yskfuruta

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